ヘッドホンを着用して収録に臨んでいるのは、日常生活でも他人の「心の声」がざわざわと聞こえてしまうという設定だから。殺人事件の現場に残った強烈な感情を読み取り、「シンクロ(同調)しました、私」という決めぜりふと共に事件を解決に導く――。そんな内容で好評を博した一昨年秋のスペシャルドラマが連続ドラマになった。
ヒロインは、もちろんこの人自身が演じる来宮渚だ。「前回のスペシャルではあまり詳しく描かれなかった来宮の過去にも焦点が当たり、『なぜシンクロ能力を身に付けたのか』という謎が明かされていくのが見所です」
ヘッドホンを着けての芝居には困難な面もある。「結構、密閉性が高く、音が聞こえづらい。演技が少しやりにくいかな」と笑う。
檀れい、知英、高梨臨、YOUら、外見は美しくてもかなり個性が強い女性刑事ばかりの捜査七課が舞台。
「女性が多い現場だったので、とっても居心地が良かった。女性ならではの鋭い視点がドラマに生かされているので楽しみにしてください」(文・市原尚士/写真・杉本昌大)
Q 私服でも「ヒガンバナ」の役衣装と同じライダースジャケットを着ることはありますか?
A 結構あります。ただ、役衣装としてのライダースジャケットは、他人になかなか心を開かない来宮の性格を暗示しているのだろうと考えています。私自身はそんな思いで着ているわけではありませんが……。
Q 普段はどんな音楽を聴きますか?
A 洋楽のコンピレーション・アルバム(編集盤)を聴くことが多いかな? ジャンルで言えば、ボサノバっぽい音楽が好きですね。
Q 世界中の様々な国や地域で、新たに訪れてみたい場所はありますか?
A ニュージーランドには行ってみたいな。オセアニアには、まだ行ったことがないので。訪れたことのない場所には、強いあこがれがあります。
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~(日本テレビ系 水曜後10.00)
事件現場に残る声が聞こえてしまう刑事・来宮(堀北真希)を中心に、華やかで個性的な女性刑事たちが活躍する。27日放送の第3話では、カリスマ主婦ブロガー殺害事件の謎に来宮が挑む。
プロフィル |
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ほりきた・まき |
1988年10月6日生まれ。東京都出身。2003年にドラマデビュー。NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、映画「蜩ノ記」、舞台「嵐が丘」など幅広いジャンルの作品で活躍を続ける。 |
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